サッカー界のレジェンドの中のレジェンド。
ディエゴ・マラドーナが亡くなった。
享年60歳。あまりにも早すぎる死に悔やまれる声も多い。
その中で「永遠のライバル」とされる彼がTwitterに投稿したメッセージはこちら。
ペレのコメント
Que notícia triste. Eu perdi um grande amigo e o mundo perdeu uma lenda. Ainda há muito a ser dito, mas por agora, que Deus dê força para os familiares. Um dia, eu espero que possamos jogar bola juntos no céu. pic.twitter.com/6Li76HTikA
— Pelé (@Pele) November 25, 2020
直訳はこちら。
「とても悲しいニュースだ。私は親友を失い、世界は伝説を失いました。まだ言うべきことがたくさんありますが、今のところ、神が家族に力を与えてくださることを祈っています。いつか、空の上で一緒にボールを蹴れたらいいですね」
マラドーナとペレ

長きにわたるサッカーの歴史の中でも、特に偉大な功績を残す2人。
その優れた成績、またアルゼンチンとブラジルという国のライバル関係もあり、「永遠のライバル」として評されています。
彼ら自身も自伝を同じ年の同じ月に出したり、メディアを通じてお互いを批判したりと決して仲が良かったとはいえない関係にあったのではないでしょうか。
そんなペレからのコメント。
彼らのプレーを現役では見たことなかったですが、目に涙が浮かびました。
ペレとマラドーナの有名な口論
FIFAが20世紀最高の選手を選出しようとした際の出来事。
インターネットの公開投票ではマラドーナの方が多く票が集まったものの、FIFAの選考委員会がペレを選出したという出来事がありました。
これに対し、マラドーナは
世界が選んだのは俺だった。あいつ(ペレ)はアイルトン・セナの次くらいじゃねえのか。
とコメント。
応じたペレも
「彼(マラドーナ)は人間的には悪い見本だ。」
「彼(マラドーナ)は右足を全く使えない。ヘディングの得点だって「神の手」のゴールくらいだろう。
などと発言したとされています。
「Hand of God(神の手)」ゴールはこちら
他にも
マラドーナは世界最高の選手を尋ねられたときに
「ディ・ステファノだと思う。彼は私を含む誰よりも優れていた。ペレは彼を認めたがらなかったけどね」
と答えとされ、ペレも
「代表監督を引き受けたのは金のためだろう。」
などと酷評に近いコメントも残したとされています。
親善試合で和解したとされていますが…
真相はいかに。。
真意を探ってみた

日本で有名な「サッカー選手の名言」の1つに
「もし天国にもサッカーがあって、そこでプレーできるなら嬉しいよ。ただし、ペレにはいて欲しくないね!」
というコメントがあります。
話したとされる人物はもちろん、マラドーナ。
…だとすると、ペレがTwitterに投稿した最後の
「いつか、空の上で一緒にボールを蹴れたらいいですね」
という一言は、上記のコメントに対してのペレなりの答えなのかもしれません。
多少皮肉も込められているのかもしれないですね。
ただ、実はこの言葉の裏を取るために海外のサイトを漁ったのですが、マラドーナがこの発言をしたという記録が全く出てこない…。
もしかしたら、どこかで誤訳されたものが広まっていただけなのかもしれません。「そういった考えがあるのかも?」と思っていただけると幸いです。
1人のサッカーファンとしては彼らが一緒にボールを蹴っている姿を見てみたいです。
RIP Diego Maradona.
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