現地時間12月22日、アタランタ公式Twitterがボローニャ戦のスカッドを発表しました。そこにチームキャプテンであり、「papu」の愛称で親しまれるアレハンドロ・ゴメスの名前は見当たらず…。ガスペリーニとの確執はもはや周知の事実で、移籍濃厚との見方が大多数です。
📋 Questi i 23 nerazzurri in viaggio verso Bologna!
🚄 Here's our travelling squad for #BolognaAtalanta!#SerieATIM #GoAtalantaGo ⚫️🔵 pic.twitter.com/1TUX8bfXQ7— Atalanta B.C. (@Atalanta_BC) December 22, 2020
蹴球ジャパンでは現地情報をもとに移籍先候補についてまとめていきたいと思います。
パブ・ゴメス移籍の背景
アタランティーニに好かれ、チームのキャプテンマークも巻くパブ・ゴメスですが、移籍の原因はガスペリーニ監督との関係悪化と報じられています。
発端はチャンピオンズリーグのグループステージ第5戦。ミッティラン戦でガスペリーニ監督の指示に対し、ハッキリとNOと答えたとのことです。観客のいないスタジアムにその声は響き渡っていたらしいですね…。
このあと、ウディネーゼとのリーグ戦でゴメスはスカッドから外れました。当初はメンバーのローテーションだと話されていましたが、その後のフィオレンティーナ戦でも出場機会がなく、確執が濃厚になってきたということらしいです。
📋 I 22 nerazzurri convocati per #UdineseAtalanta!
💪 Here's our travelling squad for tomorrow's match!#GoAtalantaGo ⚫️🔵 #SerieATIM pic.twitter.com/UFQB2wEGUT— Atalanta B.C. (@Atalanta_BC) December 5, 2020
また、パブ・ゴメスは自身のインスタのストーリーでこのように挙げたとのこと。
「親愛なるアタランティーニへ。私は自分を守り、伝える手段がこれしかないため、ここで伝える。私がこのチームを去るとき、全ての真実がわかるだろう。それを伝えたかった。君たちは私のことをよく知っていて、どんな人物かもわかっているだろう。あなたたちを愛している。あなたたちのキャプテンより」
自身の去就に関する発信をしていることからも、移籍の噂に火をつけた形になっているようですね。
具体的な移籍先候補
それでは、ここから移籍先として挙げられている候補を紹介していきます。
信憑性は筆者独自の視点からつけさせていただいております。
ACミラン
信憑性 ★★★★☆
ソース
La Gazzetta dello Sportなど
イタリア国内への移籍を希望しているというゴメス。その中でも筆頭として挙げられているのはACミランだ。パオロ・マルディーニが調査に乗り出そうとしているとも。彼の移籍はチャルハノールとの新契約を考慮しているとのことだが、そこにも何かしら影響が出てくるに違いない。
インテル・ミラノ
信憑性 ★★★☆☆
ソース
La Gazzetta dello Sportなど
ACミランの他にゴメス自身が望んでいるクラブとして挙げられているのはインテル・ミラノだ。ただ、クリスティアン・エリクセンら余剰戦力となっている選手の放出が必要な点に加え、アントニオ・コンテ監督のサッカーに適合するかは疑問符がつくところ。
ASローマ
信憑性 ★★☆☆☆
ソース
GOAL?
32歳という高齢からも、最後のステップアップとしてASローマも候補になっているとのこと。ですが、ヘンリク・ムヒタリアンやペドロ・ロドリゲス、負傷中のニコラ・ザニオーロなどこのポジションで選手が揃っているのも事実。格安とはいえ、わざわざ獲得に動くかという点から、移籍の可能性は低いという判断が多そうだ。
ラツィオ
信憑性 ★★☆☆☆
ソース
Fichajes.net(スペイン)
ソースは著名なメディアではなさそうだが、チーロ・インモービレやホアキン・コレアに依存しがちなビアンコチェレスティには重要なオプションとなりえるかもしれない。移籍リストに載った場合、本格的に獲得へ動く可能性も。
PSG
信憑性 ★★☆☆☆
ソース
GOAL?
チームのオプションとしてPSGがリンクされている模様。とりあえず何かとリンクされがちなPSGだが、同郷のディ・マリアからアプローチするのではないかという報道がある。ただ、本人の希望はセリエA残留であり、可能性は低いと見るのが妥当。
ユヴェントス
信憑性 ★☆☆☆☆
ソース
AS?(元ネタはどこからか不明。スペイン紙系っぽい?)
パウロ・ディバラの代役としてささやかれている模様。SkySportsによると、ユヴェントスのフロントであるファビオ・パラティチは「ゴメスが解決策になるということはない。彼はアタランタの選手であり、私は今のチームに満足している」と語ったとされている。
まとめ
アタランタの正GK、ピエルルイージ・ゴッリーニはこの状況について「唯一言えることはこの問題を解決して、彼が私たちのキャプテンであり続けることを祈っているということだ」と述べています。
ガスペリーニ監督も「彼は本当に素晴らしい選手であり、クラブにとって何がベストかを考えている」と述べています。
冬の移籍市場の注目選手となりそうなパブ・ゴメス。彼の動向には注目ですね。
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