失業手当て生活からFIFA最優秀GKへ…エドゥアール・メンディの軌跡

失業手当て生活からFIFA最優秀GKへ…エドゥアール・メンディの軌跡

プロフィール

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選手名

Edouard Mendy

日本語名

エドゥアール・メンディ

国籍

セネガル

所属クラブ

チェルシーFC

年齢

30歳

ポジション

GK

身長

197cm

利き足

右利き

推定市場価格

3200万€ (2022/3/26 時点)

選手情報

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プレースタイル

197㎝の長身がもたらした長い手足に加え、圧倒的な反射神経と自身の身体を意のままに操る身体能力を併せ持つ。恵まれたポテンシャルを最大限に生かしたセービング技術は世界でも指折りだ。

2021年にはUEFAクラブ・フットボール・アワード最優秀GK賞、FIFA最優秀GK賞を受賞している。

特徴

20-21シーズン、チェルシーのレジェンドGKであり、現在アドバイザーを務めているペトル・チェフの推薦でスタッド・レンヌから加入。加入直後から持ち前のセービング能力を発揮すると、20年の10月には6試合連続でクリーンシート達成。同シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでは9試合クリーンシートと大会最多記録に並び、ビッグイヤー獲得の立役者となった。

唯一の課題とされていたビルドアップ能力も、トーマス・トゥヘル監督の就任後は改善が見られている。冷静にショートパスをつなぐだけでなく、味方の足下に届けるロングフィードも見られるようになった。

エピソード

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世界最高峰の舞台で活躍を見せるメンディだが、これまで波瀾万丈な人生を過ごしてきた。

フランスのル・アーヴルに生を受けたメンディは、地元のクラブであり、育成に定評のあるル・アーヴルACのアカデミーチームに加入。順調なキャリアを歩んでいたはずだったが、14歳を迎えた頃、練習場で「別のGKを入れることになった。君はもうここでプレーできない」と告げられる。そこから、ル・アーヴルACの練習には参加するも、週末はミュニシポー・デュアーブル(地元のアマチュアチーム)の選手として出場する日々が続いていた。

その3年後、スタッド・レンヌのスカウトの目にとまり、セレクションを受けるも、結果は不合格。当時18歳だったメンディは、ここから22歳までフランス4部リーグでプレーすることになる。2014年の夏には、チームから契約を解除され、1年間無職となった。パートナーとの間に子を授かっていたメンディだったが、失業保険で生活する状況に置かれていた。

そんな彼に転機が訪れる。父になる3週間前、当時4部に所属していたオリンピック・マルセイユのリザーブチームに練習参加し、後に加入を果たす。加入翌日にはトップチームの練習に参加。実力を認められたメンディは2部のスタッド・ランスに移籍。チームの最少失点記録を塗り替え、18-19シーズンにリーグ・アン昇格の立役者となった。

19-20シーズンには過去にセレクション参加していたスタッド・レンヌに移籍。加入初年度から活躍を見せたメンディは翌年の20-21シーズンにプレミアリーグの強豪、チェルシーへ加入した。レンヌでの1年間で、メンディの移籍金は3倍以上になったとみられている。

 

エピソード

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当時マルセイユのGKコーチを務めていたDominique Bernatowiczはメンディについて、「優しく、勤勉で、プロフェッショナル」だったと絶賛している。また、同クラブと契約しなかった理由は「マルセイユがメンディの主張に対応する契約を与えなかったから」と話していた。

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20-21シーズン、チェフの推薦によってチェルシーに加入したメンディだったが、当時チェルシーはユヴェントスGKのシュチェスニーを獲得の第1候補としており、メンディはその代役だったという噂がある。

経歴

シーズン 移籍元 移籍先 種類
11/12 Caucriauville AS Cherbourg フリー
14/15 AS Cherbourg Without Club
15/16 Without Club Marseille B
16/17 Marseille B Stade Reims フリー
19/20 Stade Reims Stade Rennais €7.60m
20/21 Stade Rennais Chelsea €24.00m

昨シーズンの成績 ※リーグ

プレミアリーグ
31試合 25失点 16クリーンシート

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