【21年は日本開催!日本一詳しく語るクラブワールドカップの今後】

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FIFA連盟は4日、2021年のクラブワールドカップを日本で開催することを発表しました。また、FIFAの会長であるジャンニ・インファンティーノが語っていた「最大24クラブ参加型」の大会形式は見送られることとなりました。

現在、クラブワールドカップは課題が多く、FIFAは新たな形式で行いたいとして声明を出していますが、果たして今後はどうなるのでしょうか?

 

クラブワールドカップの今後について「自称・日本一」詳しく書いていきます。

 

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従来フォーマットの特徴と問題点

各大陸ごとに1枠+開催国枠が参加

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従来のフォーマットでは各大陸の大会王者に加えて、開催国のリーグ王者が参加する形式となっています。大陸王者が代表して戦うことで、真の世界王者を決めようというのが大会の趣旨となっていますね。

各大陸の代表選出大会

アジア…AFCチャンピオンズリーグ
ヨーロッパ…UEFAチャンピオンズリーグ
アフリカ…CAFチャンピオンズリーグ
北中米カリブ海…CONCACAFチャンピオンズリーグ
南米…コパ・リベルタドーレス
オセアニア…OFCチャンピオンズリーグ

 

各大陸間のレベルの差が大きすぎる!?

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しかし、このクラブワールドカップは「ワールドカップ」の名を冠しながらも、あまり注目度は高くなく、盛り上がりに欠けています。その理由は、各大陸間のレベル差にあるでしょう。

 

近年、サッカー自体のレベル差は縮まりつつあるとも言われていますが、リーグ自体の格差は埋まっているとは言えません。サッカー界のトッププレイヤーたちはこぞってヨーロッパのリーグを活躍の舞台としています。

 

言わずと知れた名選手を挙げても

リオネル・メッシ(バルセロナ)
クリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)
ネイマール(パリ・サンジェルマン)

など、彼らは全員ヨーロッパのチーム所属です。日本人選手も多くが、ヨーロッパへ移籍しています。

 

つまり、現状はクラブワールドカップよりもUEFAチャンピオンズリーグの方がレベルの高い選手が集まり、激しい戦いが行われることから、1つの余興としか捉えられていないといった課題があります。

2007年〜2020年までの直近5年の王者

2007 ACミラン(UEFA)
2008 マンチェスター・ユナイテッド(UEFA)
2009 バルセロナ(UEFA)
2010 インテル(UEFA)
2011 バルセロナ(UEFA)
2012 コリンチャンス(CONMEZBOL)
2013 バイエルン・ミュンヘン(UEFA)
2014 レアル・マドリード(UEFA)
2015 バルセロナ(UEFA)
2016-2018 レアル・マドリード(UEFA)
2019 リヴァプール(UEFA)

 

収益性が低く、日程が過密になりやすい

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観客動員数や放映料(視聴率)があまり高くないのも、現状のクラブワールドカップの特徴です。日本は開催国に選ばれていることもあり、国内の注目度は比較的高くなりがちですが、海外が「クラブワールドカップ」で盛り上がっているのは自国内、贔屓しているクラブが出場する時くらいでしょう。

 

また、クラブワールドカップに出場するクラブのサポーターでさえ、参加について嘆く声すら聞こえてきます。それは年末の過密日程の中、わざわざ飛行機で長距離移動をして大会期間滞在しなければならないこと、そしてその性質上から試合間隔が短いことが理由として挙げられるでしょう。

 

収益性が低いうえに過密日程化がされやすい大会であることは既知の事実。さらに、各大陸間のレベル差は以前大きく、欧州王者が圧倒的な力を見せつけてしまっている以上、既存のフォーマットを改善したいというFIFAの意図もうなずけますね。

 

新型フォーマットの特徴と問題点

24クラブ参加を目指す!?

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FIFA会長であるジャンニ・インファンティーノは24クラブの参加を目指しているとのこと。各大陸間のレベル差を踏まえつつ、参加枠を振り分けているのも特徴です。

24枠に拡大されたあとのフォーマット

・AFC(アジア):2.5
AFCチャンピオンズリーグのファイナリスト2クラブ+3位はプレーオフへ進出

・UEFA(ヨーロッパ):8

・CAF(アフリカ):3
CAFチャンピオンズリーグの上位3チーム

・CONCACAF(北中米カリブ海):3
CONCACAFチャンピオンズリーグ上位3チーム

・CONMEBOL(南米):6
コパ・リベルタドーレスの上位6チーム

・OFC(オセアニア):0.5
OFCチャンピオンズリーグの優勝チームがプレーオフへ進出

・開催国:1
開催国リーグの優勝者。
※開催国枠と大会出場権が重複した場合は未定とのこと。

 

開催期間は6-7月を予定

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クラブワールドカップの現在の開催期間は12月です。日本のオフシーズンは11月にリーグが終わるため、この時期はちょうど良いですが、、ヨーロッパなどでは6-8月の夏頃がオフシーズンです。そのタイミングに合わせてクラブワールドカップを開催したいとされており、欧州クラブ・トッププレイヤーの過密日程を可能な限り避けたいという意図もあるのでしょう。

 

開催地は中国を予定

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より多くのクラブが参加する新型フォーマットのクラブワールドカップではより多額の金額が動くことになるのは言うまでもないですね。ヨーロッパのトップクラブは大会に参加するだけで各チームごとに4000万〜5000万ポンド(日本円で50億円以上)かかるというのだから、その規模は計り知れないです。

2019年、日本の言わずと知れた大企業であるソフトバンクグループへがこの大会への出資から外れたことが話題になりました。これは新型フォーマットに対し、複数のサッカークラブが出場に難色を示していることが原因ともされています。

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大会全体の規模が250億ドル(約2兆6000億円)とも言われる新型フォーマット案でのクラブワールドカップにおいて、スポンサーと出場クラブの問題は大きく、折り合いがつかなかった様子。そこで、FIFAは中国と協定を結んだとされています。今後のクラブワールドカップは日本での開催が難しくなることも容易に想像できますね…。

 

2019年12月28日の中国サッカー協会の発表によると、大連・広州・杭州・済南・瀋陽・上海・武漢・天津の8都市で開催するとのことです。

 

欧州側は新型フォーマットの参加をボイコット!?

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ECA(欧州クラブ協会)はこの新型フォーマットについて参加をボイコットしたとされています。

その理由として挙げられるのは主に以下の3点です。

 

収益性

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ヨーロッパが世界最高峰のリーグであることは疑いの余地がないことであり、利益分配について揉めているとされています。FIFAとしてはリーグ間のレベル差をなくすためにもなるべく公平に分配したいと考えるはずだが、欧州としてみればこれほど美味しくない話はないでしょう。

また、新型フォーマットでのクラブワールドカップの賞金が莫大になればなるほど、欧州内でのクラブ差が歪みとなる懸念も残されています。欧州の中でもトップクラブのみが出場が許されることになるクラブワールドカップは動くお金も莫大であり、その賞金と運用には慎重な議論を要するでしょう。

 

日程面

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欧州のトップクラブは各リーグ・いくつかのカップ戦に加えてUEFAチャンピオンズリーグまで組まれており、年に50試合以上行うクラブも珍しくありません。ただでさえ、現在の試合数の多さは問題視されている中で、クラブワールドカップへ参加することにメリットがないという意見もうなずけてしまうものがありますね。

 

急なフォーマット変更

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本来、FIFAの構想では次の2021年から新型フォーマットでの開催予定であったとされています。しかし、あまりにも早急な変更に難色を示しているとも。

コロナウイルスの世界的流行もあり、新型フォーマットでの開催が見送られた形となったものの、依然として同意は得られているかはわからない状態です。

 

まとめ

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FIFAとしては「世界」を母体に見ているものの、あまりにも欧州の持つ影響力が大きいため、常歩しなければならない状態とも言えます。欧州のトップクラブが参加をボイコットする形になれば、名だたるトッププレイヤーの出場はなく、観客動員数や視聴率が下がることは目に見える事実です。

 

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FIFA会長のジャンニ・インファンティーノは「最強のチームが集い、真の世界王者を決める、真のクラブワールドカップをファンにお見せすることができるのは、非常にうれしいです。」と語ったとされていますが、その実現にはいまだ多くの障害があると言わざるを得ないでしょう。

 

本当に問題なのは、サッカー界の影響力が欧州に偏り、歪になってしまっていることかもしれないですね。

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